タイヤの側面には、幅や偏平率、リムの直径、荷重や速度の記号が並んでいます。読み方がわかると、同じサイズでの買い替えはもちろん、インチアップの検討もしやすくなります。ここではタイヤサイズの表示と、インチアップのときに関わってくるEXTRA LOAD(XL)規格の考え方をまとめます。
タイヤサイズはどこを指しているのか
タイヤの寸法は、接地面の「タイヤの幅」、サイドウォールの「タイヤの高さ」、ホイールがはまる「リムの直径」、そして全体の「タイヤの外径」で表されます。表示に出てくる数字は、この4つのどれかを指していると考えると読み解きやすくなります。
一般的なタイヤの表示例「195/60R15 86H」
- 195…タイヤの幅(mm)
- 60…偏平率(%)。「高さ ÷ 幅 × 100」で表します。
- R…タイヤの構造。Rはラジアル構造を指します。
- 15…リムの直径(インチ)
- 86…最大荷重指数、LI(ロードインデックス)
- H…速度記号
偏平率はタイヤの厚みの目安です。数字が小さいほどサイドウォールが薄くなり、見た目は引き締まりますが、路面からの入力は伝わりやすくなります。
アメリカのタイヤサイズ表示「P225/75R15」
先頭のPは、アメリカ国内で使用される表記です。Pは乗用車仕様、LTはライトトラック仕様を表します。この記号は省略される場合があります。以降の「225」がタイヤの幅(mm)、「75」が偏平率(%)、「R」がラジアル構造、「15」がリムの直径(インチ)で、読み方は国内表記と同じです。
EXTRA LOAD(XL)規格とは
インチアップしたとき、サイズによっては荷重能力が低くなってしまうことがあります。そんなときに装着されるのがEXTRA LOAD(XL)規格のタイヤです。一般的なJATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)規格のタイヤに比べて、XL規格のタイヤは同じサイズでも荷重能力や耐空気圧を高く設定して作られているので、インチアップしたときでも必要な荷重能力を得ることができます。

JATMAとXL規格のタイヤとでは、最大荷重能力は同じでも空気圧設定が異なります。タイヤの幅、偏平率、インチ数が同じでも、最大荷重を表すロードインデックス(LI)はXL規格の方が高くなります。サイズごとの具体的な数値は、上の図版にあるJATMAとXL規格の比較表、またはタイヤメーカーが公開している空気圧別荷重能力対応表でご確認ください。
XL規格のタイヤを正しく使うためには
- 新車装着のタイヤサイズと指定空気圧を調べる。
- JATMA規格の空気圧別荷重能力対応表を使って、ロードインデックス(LI)から必要な荷重能力を確認する。
- XL規格の空気圧別荷重能力対応表を使って、新しく装着するタイヤの荷重能力を調べる。
- 必要な荷重能力を下回らないよう、新しく装着するタイヤの空気圧をチェックする。
XL規格のタイヤを指定空気圧のまま使うと、必要な荷重能力に届かないことがあります。インチアップやサイズ変更を検討されている場合は、装着するタイヤに合わせた空気圧の確認までセットでお考えください。
サイズ選びや空気圧の設定に迷ったときは、TAKAオートのスタッフにご相談ください。お客様のお車に合うタイヤをご提案いたします。


